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上級ネットワーキング学習パス ​

リソース確認日: 2026 年 9 月 15 日

環境: ホスト演習には使い捨ての Ubuntu Server 24.04 LTS または Rocky Linux 9 の VM を使用します。ルーティング/EVPN ツールとクラウド環境には、各章で別途定める前提条件があります。

これらの上級ワークブックは初級コースに続く内容です。プロトコルの原則をコードやパケットに結び付けたうえで、証拠を使ってルーティングポリシー、Linux の性能、クラウド設計を評価します。

上級レベルの目標は、あるべき状態を定義し、観測によって仮説を検証し、変更の影響と復旧方法を説明できることです。決まった期間学習したり、認定資格を取得したりするだけで、この能力が保証されるわけではありません。

受講前の確認 ​

次の項目を説明し、再現できるようになったら、第 1 章に進んでください。

  • IP、サブネット、ゲートウェイ、DNS の役割と MAC/ARP を区別する。
  • ip route get、ss、上限を設けた tcpdump キャプチャを読み、観測点を特定する。
  • SSH の鍵認証とラボのファイアウォールポリシーを確認し、以前の状態に戻す。
  • HTTP エラー、接続失敗、名前解決失敗を区別する。
  • 管理経路と実験経路を分離し、自分が所有するファイル、VM、コンテナを特定する。

不足しているスキルを復習するには、初級コースの総合演習を利用してください。ホストコマンドが使えない場合は、ゲスト内のツールを準備する手順を完了してください。

6 つのワークブック ​

各章は、読む → 実験または設計を検証する → 証拠を集める → 解説付きクイズに答える、という流れです。外部コースは学習範囲を示し、これらのワークブックは自分の結果を評価する方法を提供します。

順序ワークブック成果物
1プロトコルと実装のプロジェクト · クイズリクエスト経路、probe/応答の照合、プロトコル境界、エッジケース
2ルーティングポリシーと収束 · クイズ意図した広告/選択、RIB/FIB と転送の証拠、障害/復旧のタイムライン
3データセンター EVPN/VXLAN · クイズUnderlay/Overlay の対応関係、許可/禁止された VRF フロー、経路とカプセル化の証拠
4Linux のパケット経路と性能 · クイズ時刻を照合したキュー、カウンター、パケット、測定の制限、復旧
5クラウドと CNI の設計 · クイズDNS からバックエンド、戻り経路までの設計と証拠
6自動化と最終評価 · クイズ通常、禁止、失敗、復旧状態を網羅する証拠と変更レビュー

既存の資料も引き続き役立ちます。プロトコルの基礎、カーネルネットワーキング、Calico BGP、Cilium、VPC CNIを参照してください。

専門分野を選ぶ ​

分野優先する順序さらに学ぶ内容
クラウドネットワーキング/SRE1 → 2 → 4 → 5 → 6CNI、DNS、ロードバランサー、ハイブリッド環境の境界をまたぐ性能と障害
エンタープライズ/データセンター1 → 2 → 4 → 3 → 6Cisco の公式範囲を基に、残りの L2/L3、セキュリティ、仮想化、自動化のトピックを確認
プロトコル/ネットワークソフトウェア1 → 2 → 4 → 6C/C++ の基礎を確立したうえで、トランスポート層とカーネル実装のプロジェクトに進む

第 1、2、4 章は共通の前提です。データセンターの経路には第 3 章、クラウドには第 5 章を追加してください。プロトコル/Linux の経路では、第 4 章のホスト実験を、第 6 章の該当する評価に利用できます。選択した範囲の評価を完了してから、別の専門分野に進んでください。読書だけでなく、環境準備、失敗した試行、再現、報告の時間も確保してください。

ラボの境界と所有権 ​

すべての章を、1 つの環境で順番に実行しないでください。

環境準備と境界完了前の確認
ホストの観測使い捨ての初級コース VM、インストール済みツール、自分が発生させるトラフィックインターフェイス/プロセス/キャプチャの範囲、実行時間、自分のファイルのクリーンアップ
ルーティング/EVPN別の Linux ラボ VM、選択する netlab/provider のインストール/イメージ要件上流の revision、ツール/イメージのバージョン、所有するラボ ID/リソース、復旧コマンド
クラウド使用が承認された既存のラボアカウント/クラスタと読み取り権限アカウント、リージョン、context、namespace、リソース所有者、コスト/権限/検証の範囲
設計/提供された証拠必ずしも機器を用意せず、明示した前提と入力証拠を使う設計レビューと実トラフィックの検証を区別し、観測していない項目を明記する

netlab/containerlab デバイスのアドレスや名前を、初級 VM の NIC に設定しないでください。一部の演習には、市販 NOS のイメージ、仮想化サポート、追加ボードが必要です。各章と上流の前提条件を先に確認してください。Docker 全体の prune、別のラボの teardown、本番環境への障害注入は、このコースの既定の手順ではありません。

すべての実験の前に次の記録を作成してください。バージョンと revision を記録するとは、実際に使った入力を記録することです。任意の組み合わせに互換性があるという保証ではありません。

記録項目例
実験 ID と所有者識別可能な ID と責任者のロール
環境/権限ローカル VM、ラボコンテナ、または利用が承認されたクラウドの読み取り専用アクセス
トポロジーノード、インターフェイス、アドレス、VRF、観測経路、管理経路
ツール/入力OS、カーネル、ツール、イメージのバージョン、上流の commit、入力ファイルのハッシュ
トラフィック範囲送信元、宛先、プロトコル、ポート、最大実行時間
ベースライン経路、ポリシー、サービスの状態、復旧用の構成
仮説/変更予想される結果と変更対象を 1 つに絞る
停止/復旧条件管理機能の障害、想定外のリソース、復元、再確認

公式リソースを選ぶ ​

以下は、2026 年 9 月 15 日時点で確認した学習先です。学期ごとの教材、受講登録、採点、予定されたトレーニングについては、個別に利用条件を確認してください。

リソースこのコースでの役割利用前の確認
Berkeley CS168インターネットアーキテクチャ、ルーティング、トランスポート、データセンター、プロジェクトの学習構成公開されている学期のコースを選び、説明、コード、採点へのアクセスを個別に確認
BGP Labs段階的に進める BGP の構成、ポリシー、障害対応演習インストール手順、ラボの revision、provider/イメージ要件を確認
netlab EVPNEVPN/VRF/IRB の設計と機能サポートの検証選択したデバイスが必要な機能とデータプレーン構成に対応することを確認
Bootlin Linux Networkingカーネル、ドライバー、ユーザー空間、性能について学ぶ公開資料と有料トレーニングを区別し、C/カーネルの知識とボードの要件を確認
Cisco Enterprise Infrastructureエンタープライズ設計、運用、自動化の範囲を確認現行の公式 blueprint を選ぶ。FRR ですべての市販デバイスや ASIC の動作を再現できるわけではない
AWS Advanced Networkingクラウド/ハイブリッドの設計、実装、運用、セキュリティの範囲試験対策とデプロイを区別し、アカウント、アクセス、コスト、クリーンアップの条件を定める
Stanford CS144プロトコル実装に向けた C/C++ の学習先(任意)現在の受講登録、公開課題、リポジトリの利用可否を確認

このリポジトリでは、非公開のコース教材や解答は提供していません。プロジェクト要件を読み、自分で実装、テスト、設計の根拠を作成してください。

証拠の解釈 ​

  • 測定済み: 明示した環境、時間範囲、トラフィックで観測した結果。
  • 提供済み: 他の人が収集した証拠。出所、範囲、元データとの関係を記録する。
  • 説明用/合成: 計算や validator の説明に使う入力。実トラフィックの成功として報告しない。
  • 設計上の仮定: テストされていない設計条件。未検証と明記したままにする。

観測がない場合は unknown とします。ルーティング出力が空であること、パケットが見つからないこと、ping がタイムアウトしたことだけでは、ポリシーによる拒否やエンドツーエンドの根本原因は証明できません。BGP セッションが確立していても、意図したプレフィックスや転送動作は証明されません。

最終ポートフォリオ ​

自分の環境で、次の成果物を関連付けてください。

  1. 1 件のリクエストの往路と復路、および各観測点。
  2. 通常のトラフィックと、禁止しなければならないトラフィックの両方を示す証拠。
  3. 1 つの障害またはポリシー変更について、変更前/実行中/変更後の記録。
  4. 測定条件、得られていない証拠、採用しなかった仮説。
  5. 範囲を絞った変更と復旧後の検証。
  6. 最終評価の自動化結果と、人によるレビューで確認できる範囲。

元の証拠は利用が承認された場所に保管し、公開メモでは一貫した別名を使用してください。生パケット、ログ、アカウント、トポロジーのインベントリを無差別に公開しないでください。

次へ: 第 1 章: プロトコルと実装のプロジェクト

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